Japanese-grandma-teacherの日記

オンライン日本語教師をめざしているもうすぐ退職する現役小学校教員。孫が2人。

なぜ日本語教師になりたい?日本語のおもしろさに気付いたばあば⑫ 「そっくり」と「こっそり」

豆まき

「おには外!ふくは内!」

孫のさあちゃんは、3才のときに、「低い」を「下い」と理解していた。

(日本語はおもしろい②に掲載)

今度は副詞。

副詞は、形容詞よりもさらに難易度が高いようだ。

「こっそり」なんて、いつ理解できる?

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「そっくり」と「こっそり」

4才のさあちゃんは、鬼がこわい。

昨年の節分に、パパの鬼に大泣きした。

でも、歌は好き。

「鬼は外 福は内 パラッ パラッ パラッ パラッ 豆の音

 鬼は こっそり 逃げていく」

「こっそり」と「そっくり」の違いが分からない。

ばあばは、ママと一緒に大笑い。

人の間違いを笑うなんて失礼だけど、かわいくてたまらない。

そんなことも気にせず、さあちゃんは、上機嫌で歌っていた。

何を笑っていたのか知ったら、怒るだろうなあ。

ごめん。

 

「ママの小さい時とそっくりだね。」

「れえちゃんは、さあちゃんの赤ちゃんのときとそっくりだわ。」

「そっくり」という言葉は、よく使われるので、さあちゃんも知っている。

「こっそり」なんて、普段は使ってないなあ。

言い換えると?

「そっと」かな。

「そっくり」との違いが、よけいに分からなくなりそう。

今度「こっそり」ごっこでもして、体感させてみよう。

 

私は、60才になった今も英語を学習している。

英語でも、副詞はなかなか覚えられない。

deliberately(故意に)、approximately(およそ)、exaggeratedly(誇張して)

言葉を覚え始めた子どもにとって、副詞とはどんなものなのだろう。

「○○が、~をする。」

それをどのようにするかなんて、理解の範疇にはないだろうな。

「○○が、こっそり~をする。」

でも、「早く食べて。」「ゆっくり歩こう。」は、理解しているな。

 

副詞の種類

副詞は、①誘導副詞 ②程度副詞 ③様態副詞 の3つに分けられる。

①誘導副詞は、陳述副詞とも呼ばれる。

後に続く表現を聞き手に予測させる機能をもっている。

「たぶん~だろう」や「もし、~たら」のように、呼応する。

②程度副詞は、程度姓をもつ語を修飾して、その程度を限定する。

「大変暑かった。」や「少し右」など。

③様態副詞は、動作のあり様を限定する機能をもっている。

「ゆっくり泳ぐ」は、「ゆっくり」が「泳ぎ方」を限定している。

「とんとん」や「そろそろ」のように同じ語を繰り返すもの(畳語)が数多くある。

何かの音をまねたものを「擬声語

ある動作をイメージ的に表したものを「擬態語」という。

  (初級を教える人のための「日本語文法ハンドブック」 

            スリーエーネットワーク)より

 

日本語の副詞を覚えるとき、擬声語と擬態語はすぐに分かりそう。

①の誘導副詞が、一番難易度が高そうだ。

今度、英語カフェで、ALT(小学校で英語を教えている人)に、副詞について聞いてみよう。

「こっそり」を知っているかな。

 

日本語っておもしろい! まごってかわいい!

 

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