なぜ日本語教師になりたい?日本語のおもしろさに気付いたばあば② 「低い」は「下い」?
孫の「さあちゃん」 形容詞を作り出す
もうすぐ4歳になる孫の「さあちゃん」は、とてもおしゃべり。
里帰り出産で実家に戻ってきています。
個包装の小さいラムネのお菓子を隠してもらい、見つけては喜んでいました。
高い所のラムネは、すぐに見つけられました。
低い所に隠した最後の1つが、どうしても見つけられなかったのです。
ママにヒントを求めたら、
ママ:「高い所にはないよ。低い所を探して。」
さあ:「下い?下いってこと?」
「さあちゃん」は、「上」や「下」という語をすでに知っていて、自分でも使うことができます。
「高い」という語は、絵本に出てきたキリンの背が高いという話をしたとき、意味が分かっていました。
「低い」という語は、まだ知らなかったようです。
「高い」のは、「上」の方だから、「低い」のは「下」の方だと、「さあちゃん」なりに考えたのでしょう。
だから、「低い」を「下い」と言ったにちがいないのです。
既知の言葉から、自分なりの形容詞を作り出したということ!
なるほど!こうやって言葉を覚えていくんですね。
名詞より 形容詞の方が難しい
「さあちゃん」は、「ポップコーン」を「コップコーン」、「こうもろこし」を「とうころもし」と言い間違います。
でも、「ポップコーンおいしいね。」と、「ばあば」が何度も言えば、「さあちゃん」も「ポップコーンおいしいね。」と言えたりします。
「まぶしい」ことを「ばぶしい」と言ったときがあります。
言い間違いだけなのか、意味を勘違いしているのかは、「ばあば」には分からなかったです。
確かめたいと思っても、なかなか同じシチュエーションにはならない。今度はいつ「まぶしい」を使ってくれるのでしょうか。
ああ、そう言えば。名詞の英単語はすぐに覚えられたし、使えました。
でも、形容詞の英単語は、覚えられても使い方が難しかったです。
日本語と英語。
違うことは多いけれど、共通していることもあるんですね。
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