豆まき
「おには外!ふくは内!」
孫のさあちゃんは、3才のときに、「低い」を「下い」と理解していた。
(日本語はおもしろい②に掲載)
今度は副詞。
副詞は、形容詞よりもさらに難易度が高いようだ。
「こっそり」なんて、いつ理解できる?
4才のさあちゃんは、鬼がこわい。
昨年の節分に、パパの鬼に大泣きした。
でも、歌は好き。
「鬼は外 福は内 パラッ パラッ パラッ パラッ 豆の音
鬼は こっそり 逃げていく」
「こっそり」と「そっくり」の違いが分からない。
ばあばは、ママと一緒に大笑い。
人の間違いを笑うなんて失礼だけど、かわいくてたまらない。
そんなことも気にせず、さあちゃんは、上機嫌で歌っていた。
何を笑っていたのか知ったら、怒るだろうなあ。
ごめん。
「ママの小さい時とそっくりだね。」
「れえちゃんは、さあちゃんの赤ちゃんのときとそっくりだわ。」
「そっくり」という言葉は、よく使われるので、さあちゃんも知っている。
「こっそり」なんて、普段は使ってないなあ。
言い換えると?
「そっと」かな。
「そっくり」との違いが、よけいに分からなくなりそう。
今度「こっそり」ごっこでもして、体感させてみよう。
私は、60才になった今も英語を学習している。
英語でも、副詞はなかなか覚えられない。
deliberately(故意に)、approximately(およそ)、exaggeratedly(誇張して)
言葉を覚え始めた子どもにとって、副詞とはどんなものなのだろう。
「○○が、~をする。」
それをどのようにするかなんて、理解の範疇にはないだろうな。
「○○が、こっそり~をする。」
でも、「早く食べて。」「ゆっくり歩こう。」は、理解しているな。
副詞の種類
副詞は、①誘導副詞 ②程度副詞 ③様態副詞 の3つに分けられる。
①誘導副詞は、陳述副詞とも呼ばれる。
後に続く表現を聞き手に予測させる機能をもっている。
「たぶん~だろう」や「もし、~たら」のように、呼応する。
②程度副詞は、程度姓をもつ語を修飾して、その程度を限定する。
「大変暑かった。」や「少し右」など。
③様態副詞は、動作のあり様を限定する機能をもっている。
「ゆっくり泳ぐ」は、「ゆっくり」が「泳ぎ方」を限定している。
「とんとん」や「そろそろ」のように同じ語を繰り返すもの(畳語)が数多くある。
何かの音をまねたものを「擬声語」
ある動作をイメージ的に表したものを「擬態語」という。
(初級を教える人のための「日本語文法ハンドブック」
スリーエーネットワーク)より
日本語の副詞を覚えるとき、擬声語と擬態語はすぐに分かりそう。
①の誘導副詞が、一番難易度が高そうだ。
今度、英語カフェで、ALT(小学校で英語を教えている人)に、副詞について聞いてみよう。
「こっそり」を知っているかな。
日本語っておもしろい! まごってかわいい!
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